リフォーム編


■リフォーム編
皆様はよく見ず知らずの会社が突然チャイムを鳴らし「○○○○ですけど、ちょっと宜しいでしょうか?」という訪問を受けたことは無いでしょうか?「何ですか?」と応答すると、「実は近所で壁の塗り替え工事をしておりましてそのご挨拶に参りました」とか、「近々ご近所で壁の塗り替え工事をするのでそのご挨拶に参りました」他にも「現在お住まいの無料点検を実施中ですが如何ですか?」などと言い玄関を開けさせようとします。そして玄関から顔を出すと、先程と同じことを言い「工事を担当する○○○○と言う会社です」「ご迷惑が掛からないように慎重にいたしますもで宜しくお願いします」と述べます。簡単なチラシなどを渡される場合もあります。「はい、分かりました」と玄関を閉め中に入ろうとすると、「あっ、奥さん(ご主人)ちょつといいですか?実はお宅を拝見し気になったことが有ったので聞いてもらえますか?」「あら何かしら?」「ちょっとこちらを見てもらえますか?」と外に連れ出す。そして、外壁のひび割れやチョーキング現象(外壁を指で擦ると白いチョークのような跡が付く)を説明しこのまま放っておくと雨水が外壁から浸透し、最悪外壁がくずれ落ちちゃいますよと不安感をあおります。それから、外壁がこんな状態だと屋根も心配ですね。丁度はしごが積んでありますので点検しましょう。と言って屋根に上り悪いところを探しデジカメで撮影します。そしてデジカメで撮影した写真を見せこのままだと雨漏りの原因になりますよと、またまた不安をあおります。そして、今近くで工事している監督が居ますから呼びますので詳しく見てもらいましょう。そして5分もするとその人間が現れ、一通り家を見て回りこのままじゃやっぱり良くないですね。「屋根と外壁は塗装した方が良いですよ」と話し出す。そして見積もりを出し、「今ならキャンペーン中なので安くしときますよ」とか「今週はキャンペーン中なので安く出来ますよ」と即決を迫ります。何故なら時間をおいてじっくり考えられたり、両親に相談されたりするとあおられていた不安が解消され慌てることは無いなとなってしまうからです。他にもそんなに悪いなら他でも聞いてみようと逃げられてしまう可能性があるからです。
話を戻しますと、初めにチャイムを押し面談を取る人間をアポインター、そして後から来るのがクローザー(経験豊富)と言い、だいたいがタッグを組んで行うケースが多いです。事例のように簡単に玄関を開けたり、屋根に上らせるなんてケースは殆ど有りません。しかし、彼らはゼンリンの住宅地図をコピーし1日100軒以上ピンポンを繰り返し行うのです。すると1日のうち全く話が出来ない日もあれば、2,3軒見積もりまでは行かなくても話が出来るお宅があります。このようなお宅が見込み客として蓄積され、クローザーが後日同行して契約に持って行きます。そうすることによって、月に2,3軒多ければ4,5軒の契約が出来るのです。
これがだいたいの訪問販売営業の飛び込み手法です。会社によっては切り口が違ったりしますが根底は同じようなものです。訪問販売の業者のすべてが決して悪いわけではありません。中には親切・丁寧な仕事をする会社もありますが、皆様に気をつけていただいきたいのは、早急に契約を迫る会社、やたら不安をかき立てる会社、簡単に大幅値引きする会社等です。ではどうしたらいいのか。ご自宅が地元も建築会社や工務店で建てたのならば、まずその会社に相談してみることです。分譲の建売を買ったので相談するところが無いと言う方は「リフォーム見積もり一括サイト」(例ホームプロ)などを利用し比較検討するのが良いと思います。皆様が失敗しないリフォームを行える事を願っております。